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反抗期と不登校に悩んで children23.exblog.jp

娘(チャ子)と息子(ドン)、主人と私(バジル〉、反抗期に不登校を経験し、悩める母の独り言。英語の先生もしています。


by myfirstblog2011

壊れかけたとき・・・

寒くなってきましたね。

先日、駅の改札に分厚いスキーのパンフレットが置いてあったので、
持って帰りました。

去年、12月初旬、娘の最後の成績表が3者面談で渡されました。
思いもかけず、素晴らしい成績(オール5)で内申点が予想より上がり思わぬ誤算でした。
(最後の期末試験へ向け、本当に娘は一生懸命頑張った結果でした)

神奈川県は前期試験と後期試験という受験体制になっております。
前期試験は、それぞれの学校が設定した募集人数(大体、全体の30~50%)を
内申点と面接のみの試験で、合否を出します。

それまで、後期(普通にしけん)で狙っていた高校が前期で受かる可能性大になったのです。
とたんに、娘は勉強ができなくなりました。

問題集をやりだし、分からない問題が一つでも出てくると、涙が止まらなくなり、
体が震えだし、パニックになりました。

コントロールを失った凧のように、空には上がるけれど、くるくると回転をして
持ち手が何度も糸を引っ張り直して、走らなければならないような
そんな不安定な状態になりました。


娘が壊れかけた、そう思って、すぐに塾の冬期講習をキャンセルしました。
また、塾も宿題が追いつかないといって泣くので、
休ませて、家でできる範囲をしようと言いました。

無理をしなくても言い、前期にかけよう、と言いながらも、
「もし落ちたら…」という不安がありました。

冬休み、息子は先に夜行バスに乗って、私の実家へ。
娘は私の買い物についてうろうろ。

でも、やっぱり前期がダメだったときのために、
少しは勉強をやらなくっちゃいけないし…で、
私と娘で重た~い空気の中、

「そうだ、いっそうのこと二人でスキー旅行に行っちゃおう!」

と、思い立ったその日に申し込み、次の日にはスキー場行きの夜行バスに乗って、
娘と二人、2泊3日のスキー旅行へと旅立ちました。

勉強のことなどすっかり忘れて、朝から晩まで、スキーを堪能し、
帰ってきた次の日には、主人と一緒に実家に帰省、お正月を楽しく過ごして、

冬休みを終えました。
(実家の母は受験生が勉強もしないで、
私と買い物三昧しているのを不思議に思っていたようです)

スキーのパンフレットを見て思い出しました。
あの時、娘はいっぱいいっぱいだったんだと。
あのスキー旅行がなかったら、壊れていたかもしれない。


前期の合格は2月1日に決まり、結局娘は12月の面談以降
受験勉強をすることなく、高校デビューを果たしたのでした。

今年も冬はスキー三昧だそうです。
by myfirstblog2011 | 2010-11-07 23:22 | 思春期・反抗期の娘(高1)